🎠メリードーランドの余韻とともに──魔女の家で感じた五感の魔法
ジブリパーク「魔女の谷」で、メリーゴーランドが『人生のメリーゴーランド』を奏でながらゆっくりと動き出すのを見届けたあと、私はアーヤの魔女の家を訪れました。ファンタジーの扉が静かに開かれるような瞬間──五感で味わう魔法の体験の始まりです。
🎬映画を超えた細部のこだわり

この施設は『アーヤと魔女』の舞台を忠実に再現しており、ベラ・ヤーガの魔法書、薬棚、アーヤの部屋の覗き穴など、隅々まで圧巻のディテール。





壁の穴や呪文ノート、ベラ・ヤーガ人形など隠れスポットが巧みに仕込まれていて、視覚だけでなく匂いや音、触感にまで魔法が届いてくるのを感じました。撮影禁止エリアであっても、記憶にはしっかりと焼き付けられる体験が待っています。
🧪ベラ・ヤーガの作業場──気持ち悪さのリアリズム
劇中で登場するマンドレイク煮込みの大鍋が目の前に現れた時、思わず「うわ…」と声が漏れるほど。骨や薬の原料が並べられた棚も生々しく、魔女の“おどろどろしい”空気が漂っていました。目に映る違和感が、むしろリアルさを際立たせる…そんな空間。
🎧沈黙のラジカセ──音のない魔法
アーヤの部屋に置かれていた昭和レトロなラジカセ。再生ボタンを押しても一向に音が出ない。
けれどその無音が、不思議と物語を引き立てる。
もしかするとこれは、ベラ・ヤーガ流の魔法──“耳を澄ませる空間”。
訪れた者それぞれが、自分の記憶にある音楽を再生する…。
沈黙こそが、個々の物語を紡ぐ鍵だったのかもしれません。
👕裏庭に干された魔女サイズの洗濯物
外観の撮影OKエリアでひときわ目立っていたのが、裏庭に干された魔女サイズの洗濯物。

普通のハンガーに収まらないほど巨大で、ベラ・ヤーガのパジャマ?ローブ?と想像が膨らむ不思議な空間。生活感と非日常がミックスされたこの一角に、魔女のリアルな暮らしを垣間見た気がしました。
🧱イギリス式石積み──建築に宿る魔法
何枚も写真を撮ってしまったのが外壁の石積み。

細かな色のグラデーション、凹凸のある石の質感…どれも英国の伝統建築を思わせる見事な再現。
調べてみると、これはドライストーン・ウォーリングというイギリスの伝統技法で、接着剤を使わず、石の重みだけで構造を支えるという職人技。
**“魔法より石積みがすごい”**と心の中でつぶやいた瞬間、魔女の家はただの映画セットではなく、建築としてのリアルさを帯びた場所へと昇華しました。
まるで異国の魔女が今も暮らしているかのような空気感に、胸が高鳴るひとときでした。
ジブリの世界に入り込んだようなこの体験。
次はどの魔女の物語を巡ろうか──そんな余韻とともに、人生のメリーゴーランドは静かに回り続けるのでした。


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