穴守稲荷神社

京急線に乗り 天空橋の次の駅 穴守稲荷駅で下車、空港からほど近い「穴守稲荷神社」。 飛行機の轟音が響くエリアに、まさか“稲荷山”と呼ばれる世界が広がっているなんて、初めて訪れる人はきっと驚くはず。
鳥居をくぐった瞬間、空気がふっと変わる。 都会の喧騒が一枚の膜の向こうに押しやられ、赤い旗が風に揺れる音だけが耳に残る。 その奥に続くのは、まるで異世界へ誘うような赤い鳥居のトンネル。 光と影が交互に重なり、歩くたびに景色がゆっくりと揺らぐ。
さらに進むと、岩山のようにそびえる「稲荷山」が姿を現す。 石段をぐるりと巻くように立ち並ぶ赤い幟。 そのコントラストが、まるで神話の舞台に迷い込んだような幻想をつくり出している。
狐たちが静かに見守る小さな祠、洞窟のような空間にひっそり佇む社、 そして鈴を鳴らす縄の先に漂う、どこか懐かしい神域の香り。
羽田空港からほんの数分で、こんな“異世界”に出会えるなんて。 旅の始まりにも、旅の締めくくりにもぴったりの場所だと感じた。
都会の真ん中に突然現れる稲荷山。 その不思議なギャップこそが、穴守稲荷神社の魅力なのかもしれない。




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