木曜日の風と、定年の手紙

木曜日の朝。あと二日会社に行けば、週末の休みが待っている。 流石に朝の風はひんやりとしていて、肌に心地よい。 熊本の昼間は連日30度超え。10月も後半戦だというのに、季節はなかなか足を止めてくれない。
今日も一日、パソコンに向かう日常が始まる。
そんな中、人事部から一通の手紙が届いた。 「来年、定年ですが、どうされますか?」 再雇用を希望するかどうかの確認だった。
ふと、ため息が漏れる。 再雇用となれば、基本給は74,000円の減額。 60歳になったからといって、どこかから収入が増えるわけでもない。 それなのに、仕事内容は変わらず、責任もそのまま。 「同じ仕事で、給料だけ下がるって、どうなんでしょうな」と、思わず独り言がこぼれる。
とはいえ、定年後に行くあてもない。 仮にあったとしても、今より良い条件とは限らない。 結局、再雇用希望で返事を出した。
定年後は、好きな趣味に没頭して、悠々自適に過ごす。 そんな理想を描いていたけれど、現実はなかなかそうもいかないようだ。 ラジコンも、バンバン買うわけにはいかなくなる。 いやはや、笑うしかない😁
それでも、風は気持ちよくて、空は広くて、 今日もまた、静かにキーボードを叩く。 少しずつ、少しずつ、これからの暮らしを整えていこう。

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