朝ドラ『ばけばけ』、ようやく物語が動き出す?

朝ドラ『ばけばけ』、ようやく物語が動き出す?

 

〜ヒロインの目と牛乳と、ラフカディオ・ハーンの登場〜

朝の連続テレビ小説『ばけばけ』を見続けてきたが、正直、ここまでの数週間はなかなか辛かった。

まずヒロインの目元。クマではないのだろうが、目の下が茶色く、どこか不健康そうで、見ていて不安になる。演出意図があるのかもしれないが、視聴者としては「怖い」と感じてしまう。

さらに、牛乳を飲んだ後に鼻の下が真っ白になる演出。ギャグのつもりなのだろうが、現実味がなく、むしろ気持ち悪さが先に立つ。

そして何より、面白くないのに同じネタを何度も繰り返す構成がクドい。テンポが悪く、笑いも空回りしているように感じる。オープニングの歌も、口先だけで歌っているような印象で、腹の底から響いてこない。腹式呼吸で歌ってほしい、というのは切実な願いだ。

そんな中、唯一の癒しだったのが堤真一さん演じる人物。温かく、誠実で、もっと見ていたかったのに、あっという間に退場してしまった。彼の存在が物語に与えていた安心感は大きかっただけに、喪失感もひとしおだ。

そして、ラフカディオ・ハーン登場へ

そんな『ばけばけ』に、ようやく光が差し込むかもしれない。今週から登場するのが、外国人英語教師・ラフカディオ・ハーン(劇中名:レフカダ・ヘブン)。演じるのはトミー・バストウ。松江に降り立ち、ヒロイン・トキと出会うことで、物語は新たな局面を迎える。

ハーンといえば、異文化理解と怪談文学の架け橋となった人物。彼の登場によって、これまでの“くどさ”や“キモさ”が少しでも和らぎ、静かな情緒や詩的な空気が流れ込んでくることを期待したい。

ただし、演出陣は引き続きNHK大阪制作チーム。大阪芸人の起用や、笑いを強調する演出が続く可能性は高い。昔からこの「大阪色」が苦手で、どうしても“うざさ”を感じてしまう自分としては、そこが不安材料でもある。

それでも、見届けたい理由

文句を言いながらも、なぜか見続けてしまうのが朝ドラの不思議なところ。もしかしたら、ハーンとの出会いが、トキの表情を変え、物語に新たな温度をもたらしてくれるかもしれない。そう思うと、もう少しだけ付き合ってみようかという気持ちになる。

次回の放送が、少しでも心に残るものでありますように。

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