🚗 名古屋時代の記憶と、駐車場で出会ったシルビア

会社の駐車場で、ふと視界に入った一台のクルマ。 黒いボディのシルビアS13。 その瞬間、30年ほど前の名古屋で働いていた頃の記憶が、ふわっとよみがえった。
当時、先輩が乗っていたのはグリーンのシルビア。 今思えば、あの深みのあるグリーンは名古屋の街の夜景に妙に似合っていた。 でも、あの頃はそれが“普通”で、特別に意識することもなかった。 会社の駐車場に停まっていても、「ああ、先輩の車だな」くらいの感覚だった。
ところが、30年という時間が経つと、同じシルビアを目の前にしても感じ方がまるで違う。 今のSUVと並ぶと、車高の低さに思わず笑ってしまうほど。 「いやいや、こんなの今乗れないよ」「絶対無理、ぺったんこすぎる」 そんな言葉が自然と口から出る。
でも、当時はその“低さ”こそがかっこよさの象徴だった。 地面を這うようなシルエット、薄いボンネットライン、ちょっと悪い雰囲気。 あの尖ったデザインは、今の車にはもう存在しない。
時代は変わった。 車も変わった。 そして、自分の感じ方も変わった。 だからこそ、駐車場で突然出会ったシルビアが、こんなにも懐かしく胸に響いたのだと思う。

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