トヨタ博物館で出会う、日本車の原点たち:1960年までの名車たち

愛知県にあるトヨタ博物館は、自動車の歴史を味わえる特別な場所。今回は、その中でも1960年以前に製造された日本車にフォーカスを当て、時代を彩った名車たちをご紹介します。これらの車両は、日本の工業技術とデザインがどのように発展してきたかを感じさせてくれます。


1. ダットサン 11型 フェートン(1932年)


ダットサンの中でも初期の名車。軽快でシンプルなデザインながら、当時の日本におけるモータリゼーションの先駆けとされたモデルです。どこか欧米の影響を感じさせるデザインも印象的。

2. トヨダ AA型乗用車(1936年・レプリカ)


トヨタ自動車の第一歩を象徴するモデル。フォードの影響を受けた外観ながら、日本独自の工夫も凝らされており、国産自動車の出発点として重要な存在です。

3. ダイハツ オート三輪 SA-6型(1937年)


庶民の足として活躍した三輪車。レトロで可愛らしい姿と、実用性を兼ね備えた構造が当時の時代背景を物語っています。

4. ニッサン 70型フェートン(1938年)


官公庁向けに製造されたフォーマルな印象のフェートン型。日本の自動車生産がより本格化していく過渡期の貴重な一台です。


5. トヨペット SA型乗用車(1951年)


戦後初の本格的な乗用車。空力を意識した丸みのあるデザインと、小型ながらもしっかりした車体構造で、日本の復興期を象徴する一台です。

6. トヨペット スーパー RHN型(1953年)


実用性を重視しつつ、インテリアにもこだわった中級車。当時のビジネスマンに人気を博したモデルでした。

7. トヨペット クラウン RSD型(1955年)


いわずと知れたクラウンの初代。日本初の本格的高級セダンとしての品格を備え、現在に至る“クラウン神話”の始まりです。

8. トヨタ ランドクルーザー FJ25L型(1957年)


世界に誇るランドクルーザーシリーズの初期型。悪路走破性と信頼性を兼ね備え、日本から世界へ羽ばたいた代表的オフローダーです。


まとめ

これらの車たちは、ただの移動手段ではなく時代の記憶そのもの。トヨタ博物館を訪れると、過去にタイムスリップしたような感覚になり、自動車がいかに日本の近代化とともに歩んできたかを実感できます。興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてください!

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