ノスタルジックなフランス車 — 展示車15台の中から気になった珠玉の数台

今日はフランス車
トヨタ博物館には15台の名車がズラリと並び、その中から心に引っかかった数台をご紹介します。


プジョー 402(1938年)

まず目を引いたのが、グリルにヘッドライトを内蔵した奇抜なデザインのこの1台。プジョーらしいライオンマークが誇らしげに輝いていました。1930年代とは思えない近未来感がたまりません。


ブガッティ タイプ 57C(1938年)

「ブガッティ」と聞けば、今や超高級スーパーカーの代名詞。でも今回展示されていたのは、そんなブガッティの原点とも言えるクラシックモデル。わずか1台の展示でしたが、その存在感は別格でした。


シトロエン 2CV タイプA(1953年)

宮崎駿監督が愛車としていたことでも知られる2CV。ジブリパークにも展示されていることから、どこか親しみが湧く1台です。農村の足から文化的アイコンへ。フランスらしい味わいが漂います。


シトロエン DS19(1958年)

宇宙船とも称される独特なデザイン。流麗なボディライン、ハイドロニューマチックサスペンションによる未来的な乗り心地。フランス車の“大胆さ”が凝縮された1台で、好き嫌いが分かれるのも納得です。


展示のラストを飾るのは、ホットハッチという言葉がぴったりなこの2台。
ルノー 5(1979年)

プジョー 205 GTI(1986年)

軽量コンパクトながら走る楽しさを詰め込んだ車。
近年ではホットハッチあまり見かけなくなってしまい、ちょっと寂しさも感じます。

トヨタ博物館フランス車の展示は1986年のプジョー205 GTIを最後に終了。
華麗でちょっと風変わりなフランス車たちに囲まれた時間は、どこか夢を見ていたような気分にさせてくれました。

 

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